2018年日本祭り(ヤーパンフェスト)を終えて

7月15日(日)、ミュンヘン日本国総領事館、バイエルン独日協会、
ミュンヘン日本人会の三者共催による第23回ヤーパンフェストは
前日までの雷予報にハラハラドキドキさせられましたが、
当日は日本祭り終了まで、雷も雨もなく、大盛況のうちに幕を閉じました。
野外フェスは天候に左右されますので、安堵したのは言うまでもありません。

今年の舞台プログラムのメインゲストとして、日本舞踊の左近ちぐさ氏、
郡上踊りの堀江伸吾氏をお招きし、日本の夏の風物詩「盆踊り」を
披露して頂きました。前半は「導入編」ということで、ステージで
「炭坑節」、「春駒」、「勇気100%」の踊り方の説明があり、
後半は盆踊りチームの踊り手と観客が一つになった大輪の盆踊りの
輪が出来上がりました。
(筆者は、昨年より左近ちぐさ先生とこの盆踊りの企画を練って
まいりましたので思わず感涙しそうになりました)

もう一人のメインゲストは、即興で激しく高速ステップで踊るUK Jazz Danceを
得意とするYOSHITAKA氏。Fusion Japanese Folk Art 「Dance „Japan“」、
UK Jazz Danceと日本の民俗芸能を融合させたダンスは、今までに
体感したことがないパフォーマンスで魅入ってしまいました。

そして、「黒龍太鼓」の迫力満点の和太鼓実演。特に日本で
有名な和太鼓プロソリストの谷口拓也氏のソロ演奏は息もつけぬくらい
圧巻のパフォーマンスでした。

他の舞台プログラムは今年も大変華やかな内容で大いに盛り上がりました。
例年参加いただく、ミュンヘン日本人国際学校の若々しいエネルギーが
みなぎるダンス、ミュンヘン日本語補習授業校のいつまでも見ていたくなる
愛らしいお遊戯、マクシミリアン校の一生懸命さ溢るる日本語劇、
ミュンヘン日独合唱団の安定した美しいハーモニー。
ミュンヘンアニ漫画合唱団のアニメファンが喜ぶアニソン合唱もありました。

各種ブースも多種多様な日本文化を提供していました。
日本茶室での茶会、美しい生け花の展示、剣道や合気道や空手等の
様々な武道の実演、和太鼓や日本舞踊のワークショップ、
俳句やかるたや書道の体験、けん玉や日本昔話や碁の体験。
飲食店は3店舗ご出店頂き、和食を楽しんで頂けたことでしょう。

今年は盆踊りもあり、艶やかな浴衣姿の人たちが更に多く、大変華やかでした。
皆様にとって思い出に残る楽しい日本の夏祭りになったことを心から
願っております。
ご協力頂きました皆さん、誠にありがとうございました。
また来年のヤーパンフェストをお楽しみに!

                         バイエルン独日協会
                         ミュンヘン日本人会
                         在ミュンヘン日本国総領事館
                         ヤーパンフェスト実行委員一同