Haus der Kunst:日本人芸術家による展覧会のご案内

2022年にHaus der Kunst で開催される、日本を代表する二組のアーティストの展覧会をご案内します。

 


中谷芙二子(なかやふじこ)

期間:2022年4月8日ー7月31日

日本を代表するの画家、彫刻家である中谷芙二子は1970年の大阪万国博覧会のペプシ館のデザインチームとなり『霧の彫刻』を初めて発表し、その後メディア・アートの世界的第一人者となる。中谷芙二子の霧の彫刻は、素材に純水から作られた人口の霧が使われている。固体で表現された伝統的な彫刻の枠を越えた新しい試みであるとともに、霧の彫刻は今の瞬間に存在しながら常に変化を続け、それを観る人は彫刻そのものの中に入り、プロセスとしてのその空間を体験できる。Haus der Kunstの今回の展示では、中谷の初期の絵画、数々のメディア・アート、ドキュメント映像も公開されると同時に、中谷がHaus der Kunstのために手掛けた3つの新しい霧の彫刻が体験できる。

https://hausderkunst.de/en/exhibitions/fujiko-nakaya-nebel-leben

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Dumb Type(ダムタイプ)

期間:2022年5月6日―9月11日

Dumb Typeは京都市立芸術大学の学生によって1984年に結成されたアーティストグループ。結成以来、固定メンバーをもたない集団による共同制作の可能性を探る独自の活動を続ける。美術、演劇、ダンスといった既成のジャンルにとらわれない表現活動は、現代社会における様々な問題への言及を孕む作品を制作してきた。Haus der Kunstのために坂本龍一が作曲しフィールドレコーディングをを経たインスタレーションはまるでオペラのようで、見る人を魅了する。

https://hausderkunst.de/en/exhibitions/dumb-type

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