2024年10月11日(金)ミュンヘン日本人会主催会員向けセミナー「苦悩するドイツ自動車業界の動向と課題」
2024/08/23
来る2024年10月11日(金)18時より、毎年ご好評を頂いておりますミュンヘン在住のジャーナリスト熊谷 徹様の会員向けセミナーを下記の通りハイブリット形式で開催いたします。
今年でドイツ在住34年目になる熊谷様(元NHKワシントン特派員)には毎年、日本人会主催のセミナーでドイツの政治・経済についてご講演いただいております。今年は法人会員の皆様の事業にも関連が深いと思われる「ドイツ自動車業界の動向と課題」についてご講演いただきます。
ミュンヘン日本人会主催会員向けセミナー
・テーマ:「苦悩するドイツ自動車業界の動向と課題」
・講 師:ジャーナリスト 熊谷 徹 様
講演内容概要
ドイツでは2019年からの4年間で、BEVの新車登録台数が約8.7倍に増えた。しかし政府主導のBEVシフトは逆風に突き当たり、同国の自動車業界には重苦しい空気が漂う。
去年ショルツ政権は歳出削減を迫られ、BEV補助金を突然廃止した。このため今年1月のBEV登録台数は、前月比で半減した。BEVが同国の乗用車数に占める比率は約3%に留まっている。
EUは、7月4日に中国製BEVに暫定的な追加関税を適用。中国に依存するドイツ自動車業界は「貿易紛争に発展する」と関税撤廃を要求している。ドイツはEUに2035年以降も合成燃料を使う新車の販売を認めさせようと努力してきたが、EUは困難な条件を科し、ドイツに衝撃を与えた。自動車部品メーカーは景気後退とモビリティ転換の余波で大規模なリストラ・従業員数の削減を発表している。
自動車業界は、どのようにして競争力を回復し、危機を乗り越えるのだろうか?
・日 時:2024年10月11日(金)18時00分~19時30分
・開催形態:ハイブリット(対面及びオンライン)
・会 場:ARQIS法律事務所(Theatinerstraße 8, 80333 München、5. OG(日本式6 階))
・言 語:日本語
・定 員:会場参加35名、オンライン参加 35名
*久しぶりの対面開催になりますのでご都合の許す方は是非対面でご参加下さい。会場での参加希望が定員を超えた場合、オンライン参加をお願いする場合がございます。
・参加費用:法人会員・個人会員無料、非会員 EUR 30
非会員の方につきましては、本セミナーと同時にミュンヘン日本人会へ入会申込をいただいた場合、セミナー参加費は無料といたします。
入会申込方法は、ミュンヘン日本人会ホームページ (https://www.japanclub-munich.de/teilnehmen )をご覧下さい。
・申 込: 右記サイトからお申し込みください。(https://forms.office.com/e/JydRQer7Ap)
・申込〆切: 9月27(金)17時
講師略歴:1959年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業後、1982年にNHK入局。ワシントン支局勤務中にベルリンの壁崩壊、米ソ首脳会談などを取材。1990年からはフリージャーナリストとしてミュンヘンに移住。エネルギー問題、環境問題、自動車産業、欧州の安全保障問題などをテーマとして取材、執筆活動を行う。2024年8月、28冊目の著書「なぜドイツは日本を抜いて世界3位になったのか」(ワニブックス)出版。現在、29冊目の本を執筆中。2024年2月には、BS・TBS「報道1930」に出演し、ドイツでの極右政党の躍進について解説。